応用編|フォワード-FW-の楽しみ方『純粋なストライカー』

サッカーの見方について

はじめに

とすけです。

内容としては、以下の記事の続きです。

今回は、フォワードというポジションをさらに深く知りたい方に向けた記事です。

この記事では、攻撃の最前線を担うポジションであるフォワード。その型の一つである『純粋なストライカー』について解説していきます。

『純粋なストライカー』とは

一言でいえば『点取り屋』です。”得点に直結する働き”にも多種多様なものがありますが『純粋なストライカー』は、最も古典的であり、攻撃の終点となる動きに特化したプレースタイルです。

相手のディフェンダーをくぎ付けにし、ゴール前で虎視眈々とシュートの機会をうかがう。目標が『ゴール』に集中した、最もわかりやすく、フォワードらしい型なので、観る人にとってもかなり凄みが可視化されやすいのではないかと思います。

そんな感じなので、やはり、彼らの魅力はゴールそのものです。プレーの目的が、ゴールという終点に集約されるからこそ、『純粋』なのです。

プレースタイルについて

ゴールそのものが魅力・目的。それゆえに、明確に”数字”が求められるプレースタイルでもある。

私はサッカーの中で相当に難しく、評価軸が単純な割に、あまりにも求められる能力が繊細かつ複雑なプレースタイルだと思います。

求められる能力ですが、かなりざっくばらんに言っても、研ぎ澄まされた様な能力を羅列してしまう感じになります。たとえば、適切なタイミングで相手の死角に一瞬逃れる様な、駆け引きの部分。パスを受けた時の、ボールの置き所。ゴール前での落ち着き、シュート精度等……。

さらに、これらの感覚は一度身につければ安泰というものではありません。味方からのボールの出方が変わる、システムが変わる、敵が対策を練る、怪我によるコンディション不良……様々な要因で、狂いかねない感覚です。

1シーズンで得点を量産しても、次のシーズンでは歯車が狂ったように、何もできなくなっていく。そういった選手も珍しくない。反面、研ぎ澄まされた『純粋なストライカー』としての能力を維持できるのならば、30代後半でも真価を発揮できることもあります。

私は、難しく感じると同時に、これほどカッコいいプレースタイルもないんじゃなかろうかと思うのです。

代表的な選手たち・プレー集

最も古典的なスタイルとも言いましたが、まさに、半世紀を跨いでも魅力が変わらないのが『純粋なストライカー』の素晴らしいところ。

記事の締めとして、代表的な選手とプレー集を一部紹介していきます。

1.ゲルト・ミュラー

1960年代から70年代にかけ、Der Bomber(爆撃機)の異名で知られた、伝説のストライカーです。

メッシが記録更新するまでは、1シーズンあたりの得点数の世界記録を保持していました。(67得点)

私の言う『純粋なストライカー』のまさに原型たる選手といえます。

無理にでもゴールに体を向け、どんな無理な姿勢でも、その無理な姿勢のままボールの芯を振りぬける技術・ゴールへの執念は、今なお色あせるものでは無いでしょう。

どんな体勢、いかなる状況でもシュートへと持っていく、凄まじいまでのフィニッシュ能力は現代基準で見ても異常といえる。

2.フィリッポ・インザーギ

1990年代から2000年代にかけ、その得点嗅覚とディフェンスとの駆け引きの上手さで第一線を走り続けた、伝説的なストライカーです。

“純粋なフォワードの本質”を語るのであれば、決して外せないプレイヤーだと私は考えています。

その強みは先ほど挙げた【得点嗅覚と駆け引きの上手さ】にほぼ集約されており、スピードやテクニックなどのおおよそ”サッカーに必要”と呼ばれる部分が逆にレベル不足と呼ばれる選手だったのです。(充分上手いと思うけど……)

ヨハン・クライフというサッカー史上の偉人が、彼に対して発した言葉で以下のような有名な言葉が、その特徴を最もよくつかんでいると思います。

見れば見るほど、彼はフットボールをプレーしていない。しかし、彼は常に正しいポジションに立ち続けている

ゴール動画だけでは逆に、彼の凄みは伝わり辛いと思いました。良いと思った解説動画を紹介します。

3.クリスティアーノ・ロナウド

2000年代から現在にかけて現役の、史上最高のサッカー選手の一人です。名前だけでも知っている方は多いのではないのでしょうか。

彼を一言で表すのならそれは”完全無欠のフォワード”です。フォワードに必要な”得点に直結する働き”のほぼすべてを最高峰の水準でこなします。が、それだけじゃない。

サイドからのドリブル、フリーキック、ペナルティキック、チャンスメイク……サッカーで求められる細かなスキルの、そのどれもが一級品。

いかなる攻撃の形をもゴールに直結させる、その抜きんでた総合能力は、間違いなく不世出のものでした。インザーギが駆け引きに特化したタイプの『純粋なフォワード』であるのに対して、ロナウドは何でもできる総合力が結果的に大量得点に結びつくタイプの『純粋なフォワード』だったのです。

公式戦において、6シーズン連続で50ゴール以上の記録は、アンタッチャブルレコードになるのではと思います。ほかにも数々のアンタッチャブルレコードと呼べる公式記録の数々を持つ、生ける伝説と呼ぶべき存在ですね。

彼に隙を与えると……?がとことん詰まってますね。どこにいてもここまでゴールを脅かす存在はそうそういません。

もっと”純粋なストライカー”を掘り下げたい方へ

以下記事を作成しますので、心待ちにしてください。mm

・応用編|『純粋なストライカー』を解剖する(未作成)

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